こんにちは。aeromamas2000オフィシャルブログです。
今日のお題は 「「アランフェス協奏曲」はJAZZ名盤がいっぱい」 です。
誰もが知っているロドリーゴの「アランフェス協奏曲」、ジャズメンが好んで取り上げるクラシックの名曲。
私が選んだ2枚は、MILES DAVISの「SKETCHES OF SPAIN」とJIM HALLの「CONCIERTO」だ。どちらも素晴らしいアレンジと演奏で、大ヒットしたのでほぼ妥当な選択だと思う。
個人的に1番好きなバージョンは、RETURN TO FOEVERの「LIGHT AS A FEATHER」の中の「SPAIN」のイントロ部分だ。
CHICK COREAがエレピでさらっと弾く本当に短い演奏だが、そこをもっと長く弾いてほしいと思わせる美しい演奏だ。
これがハマって「SPAIN」が入っているCDを見るとつい買ってしまうのだが、未だにこれを超えるものに出会っていない。
「SPAIN」中毒者の末期症状といってもいいかと思う。
話はそれたが、このアランフェス協奏曲に歌詞を付けて、ジャズ・ボーカルの名曲に仕上げたのが日本が誇る名ボーカリスト伊藤君子さんだ。
CD「FOLLOW ME」のタイトル曲。ボーカルといい、アレンジといい、バックの演奏、中間のスパニッシュ・ギター・ソロ、すべて完璧。カバーとしてではなく、完全に個性的な別の曲にしてしまっているのに、あの旋律はしっかりと主張している。後に日本映画「イノセンス」の主題歌としても再録されている。
最後にもう1枚、日本のヴァイヴ奏者、大井貴司の「BLUE ARANJUEZ ’92」というCDがある。
ピアノ・トリオをバックにヴァイヴでスペインの曲を演奏しているCDで、「恋のアランフェス」もしっかり入っているのだが、もう1曲「アルハンブラの思い出」も入っている。
これがまた最高で、静かなスタートでヴァイヴがあのメロディを奏で、途中でリズムが入り快適なテンポでスイングし、最後に透き通った声で女性のスキャットが入って終了という、本当に気持ちのいいエンディングになっている。
まだまだ自分のアランフェス探しは終わりそうもない。